「休日はしっかり体を休めたはずなのに、なぜか疲れがとれない」
「やらなきゃいけないことがあるのに、頭がゴチャゴチャして動けない」
そんなことはありませんか?
私は普段、パソコンでWebサイトを作ったり記事を書いたりしています。そのせいか、頭の中をパソコンに例えて考えることがよくあります。
そんな私が最近気づいたのが、
「私、脳内タブ開きっぱなし状態かもしれない」
ということでした。
むしろ、「良いものを作りたい」「きちんとしていたい」と責任感を持って取り組む人ほど、頭の中でたくさんのタブを開き続けていることがあります。
休憩中なのに次の予定を考えてしまう。
ひとつ終わったと思ったら、別の気になることが浮かんでくる。
何もしていないはずなのに、なぜか疲れている。
そんな状態が続くのは、体ではなく脳が働き続けているからかもしれません。

ホコリを見たら脳内タブが10枚以上開いただけ。
今回は、そんな「脳内タブ開きっぱなし状態」の特徴を紹介しながら、なぜ休んでも疲れがとれないのか、なぜ頭が休まらないのかを考えてみたいと思います。
あなたは脳内タブ開きっぱなし状態かも?
こんなことはありませんか?
いくつか当てはまるなら、頭の中でたくさんのタブが開いたままになっているのかもしれません。
- 休んでいるのに疲れがとれない
- 気になることがあると頭から離れない
- 一つのことをしていても、別のことを考えている
- 部屋の中の気になるものがすぐ目に入る
- やることを思い出すと落ち着かない
- 「あとでやろう」が頭の片隅に残り続ける
- 何もしていないのに疲れていることがある
3つ以上当てはまるなら、脳が休んでいないというより、裏側でずっと働き続けている状態かもしれません。
私が考える「脳内タブ開きっぱなし状態」とは?
パソコンやスマホを使っていて、アプリをたくさん開いたままにしていると、動作が重くなったり、バッテリーの消費が早くなったりしますよね。
実は、私たちの脳の中でも似たようなことが起きているのかもしれません。
- 気になることが頭の片隅に残っている。
- やることを思い出してしまう。
- 周囲の情報が次々と目に入る。
そんな状態が続くと、体は休んでいても脳だけが働き続けてしまいます。
私はこれを「脳内タブ開きっぱなし状態」と呼んでいます。
また、この状態は性格だけで決まるものではありません。
- 責任の大きな仕事を抱えているとき。
- 子どもの予定や家事が重なっているとき。
- 不安や緊張が続いているとき。
誰でも一時的に脳内タブが増えてしまうことがあります。
では、脳内ではどんなことが起きているのでしょうか。
① 環境スキャン体質

部屋の隅にある小さなホコリ、プリンターのインク切れ、デスクの上のわずかな乱れ……。
普通なら「あとでやろう」で済むようなことでも、脳が自動的に見つけて気にしてしまいます。
本人は休もうとしているのに、
- 「あ、ホコリ」
- 「あの箱まだ片付けてない」
- 「郵便物見なきゃ」
- 「通知きてる」
というように、次々と新しいタブが開いてしまうこともあります。
「床に転がろうとしたのに、ホコリが見えて結局休めなかった」
「昼休憩は寝室のように情報が少ない空間じゃないと脳が止まらない」
そんな人は、環境スキャン体質がフル稼働しているのかもしれません。
周囲の変化によく気づくのは長所でもありますが、休憩中まで常にスキャンが続いていると、脳はなかなか休まることができません。
② 永続バックグラウンド思考

- 「あのメール、なんて返そう」
- 「あの案件のスケジュール、どうなってたっけ」
- 「まだ午前中なのに、晩ご飯は何を作ろう」
と考えていることはありませんか?
パソコンで例えるなら、目の前では別の作業をしているのに、裏側で複数のアプリが動き続けている状態です。
本人は休んでいるつもりでも、脳の裏側では未完了のことや気になっていることを処理し続けています。
そのため、何もしていない時間があっても、脳はずっと働き続けているような状態になってしまうのです。
「今日は休んだはずなのに疲れがとれない」
そんなときは、体ではなく脳のバックグラウンド処理が止まっていないのかもしれません。
③ 常時読込モード

新しい情報を見つけると、脳が自動的に読み込みを始めてしまう状態です。
本を読んでいても、SNSを見ていても、誰かとの会話の中でも、気づけば関連する情報が次々に広がっていきます。
- 「そういえばあれも調べたい」
- 「ここをもっと詳しく!」
- 「この場合はどうなる?」
- 「それなら別の方法もあるのでは?」
好奇心や学ぶ力の高さは長所ですが、休憩中まで情報を読み込み続けると脳は休まりません。
気づけば、最初に見ていた内容とはまったく違うことを調べていた、という経験がある人も多いのではないでしょうか。
④ 視界処理オーバー型

脳内タブ開きっぱなし状態の人は、視界に入る情報量の影響も受けやすいと感じています。
- 散らかった机
- 未開封の郵便物
- スマホの通知
- メモ書き
- 開きっぱなしのブラウザ
一つひとつは小さな情報でも、視界に入るたびに脳は無意識に反応します。
- 「これはあとで片づけよう」
- 「「あれも確認しなきゃ」
- 「この通知、何だったっけ」
そんな小さな処理が積み重なると、何もしていないように見えても、頭の中はずっと忙しいままです。
これは、やる気がないからではなく、目に入る情報の量が多すぎて、脳の処理が追いつきにくくなっている状態なのかもしれません。
だから私は、疲れているときほど「気合いを入れる」よりも、まず見える情報を減らすことが大事だと感じています。
なぜ休んでいるのに疲れるの?
「休んだはずなのに疲れがとれない」
そんなとき、多くの人は
「もっと休まなきゃ」
と考えます。
しかし、脳内タブ開きっぱなし状態の場合は、体ではなく脳が働き続けていることがあります。
脳は私たちを幸せにするためというより、安全を確保するために働く仕組みを持っています。
脳が処理を続けてしまうこと
- 📝 忘れてはいけないこと
- 📂 未完了のこと
- 👀 気になること
- ❓ わからないこと
つまり、
休めないのではなく、
脳があなたを守ろうとして働き続けている状態
なのかもしれません。
脳内タブを閉じるために私がやっていること
① まずはノートに書き出す
頭がゴチャゴチャしたときは、まず真っ白な紙やノートを用意して、頭の中にあるものを思いつくままに書き出します。
脳内タブが開いている状態では、脳は「忘れてはいけないこと」として情報を持ち続け、エネルギーを使い続けます。
まずはノートという外部メモリに移し、「ここに保管したから大丈夫」と脳に安心してもらうことが最初のステップです。
ただし、やることの名前だけを書いても、脳は意外と安心してくれません。
私が効果を感じたのは、
- 現在の状況
- あと何をすれば完了か
をセットで書く方法です。
例① 依頼されたホームページの連絡
主要ページは完成。
全体の見直しも完了。
依頼主へ確認のお願いと、修正箇所がないかメールを送る。
例② クローゼットの掃除
現状の把握は完了。
処分するものを仕分ける。
このように「次の一歩」を明確にしておくと、脳は「いつでも再開できる」と判断し、そのタブの読み込みを止めやすくなります。
私が実際にスッキリ書き出しやすかった方法

思いついたことの置き場所を作るだけでも、脳内タブは増えにくくなります。
ノートにメインのタスクを書き出していると、
「あ、あれ買わなきゃ」
「そういえばあっちの棚も掃除したいんだった」
と、細かな思いつきが次々に出てくることがあります。
これらを同じ場所に書いてしまうと、ノートの上で新しいタブが開き始めてしまいます。
- ノートの下に線を引いて、「思いつきメモ欄」を作る
- 見開きを使い、左ページを「今日やること」、右ページを「思いついたこと」に分ける
脳の中で抱え続けるのではなく、一度外に出して整理する。
それだけでも頭の中はかなり静かになります。
② デジタルを「脳の外部メモリ」として使う
ノートに書き出すのは効果的ですが、外出先や移動中に毎回ノートを開くのは難しいこともあります。
そんなとき私は、スマホを「脳の外部メモリ」として活用しています。
Google Keep
サクッとメモ「あ、あれ買わなきゃ」
「このキーワードいいな」
そんな一時的なメモは、すべてGoogle Keepへ入れています。
Googleドキュメント
深くまとめるブログの構成や企画など、長く考えたい内容はGoogleドキュメントへまとめます。
思いついたことを頭の中に置いておくのではなく、保管場所を決めておく。
それだけでも脳は安心しやすくなります。
私はGoogle KeepとGoogleドキュメントを併用していますが、大切なのはアプリの種類ではなく、「思いついたことの置き場所」を作ることです。
デジタルを脳の拡張メモリとして使うことで、脳内タブを開いたままにせず、必要なときに安心して再開できるようになります。
③ 見える情報を減らす
疲れているときほど、私は「まず作業する」よりも、「視界に入るものを減らす」ことを意識しています。
- 散らかった机。
- 開きっぱなしのブラウザ。
- 通知だらけのスマホ。
- 未開封の郵便物。
脳は、視界に入ったものを無意識に処理し続けています。
だから集中したいときや休みたいときは、まず目に入る情報を減らします。
とはいえ、
「気になるものを全部片づけてから作業しよう」
と思うと、それだけで疲れてしまいますよね。
私もそうです。
だから私は、1日で全部片づけようとは考えません。
机の上を少しだけ整える。
未開封の郵便物を1通だけ確認する。
そんな小さなことでも十分です。
視界に入る情報が少し減るだけで、脳の負担も少し軽くなります。
完璧を目指すより、「気になるものを1つ減らす」。
それだけでも脳内タブは閉じやすくなるのです。
④ セーブポイントを作る
脳内タブ開きっぱなし状態の人は、特に「今日はここまで」と区切ることが苦手なのではないでしょうか。
私自身もあまり得意ではありません。
やることが残っていると、
「もう少しだけ」
「これも終わらせたい」
と、次のタブを開いてしまいがちです。
一般的には、
- 今日やったことを書く
- 次にやることを1つだけ決める
- 途中でも「今日はここまで」と言葉に出してみる
といった方法がよいと言われています。
こうすると脳は、
「ちゃんと記録した」
「続きはここから始めればいい」と理解しやすくなります。
私の場合はゲームが好きなので、
「今日はここでセーブしよう」と考えてからパソコンやノートを閉じています。
ゲームでもセーブをしておけば、次にどこから再開するか分かりますよね。
脳も同じで、「ここまで進んだ」という記録があるだけで安心しやすくなります。
方法は人それぞれです。
大切なのは、自分が安心して作業を中断できる方法を見つけることなのかもしれません。
⑤ 脳内タブは悪者じゃない

実は、脳内タブが開きっぱなしになりやすい人は、情報収集が得意だったり、新しいアイデアを生み出すことが得意な人も少なくありません。
疲れやすさの原因に見えること
- ・深く考えてしまう
- ・小さな変化に気づいてしまう
- ・アイデアが次々に浮かんでしまう
見方を変えると長所
- ・気になったことへの理解が深い
- ・タブ同士のつながりから新しい発想が生まれる
- ・相手の気持ちを想像できる
- ・「もっと良くできないかな?」と工夫できる
といった長所にもつながっています。
私自身、記事を書いたりサイトを作ったりしていると、「そこまで考えなくてもいいのに」と思うほど調べてしまうことがあります。
でも、その寄り道のような時間が新しい発見やアイデアにつながることも少なくありません。
脳内タブが開いてしまうこと自体は、決して悪いことではないのです。
大切なのは、必要なときにタブを閉じたり、一度保留にしたりできること。
脳内タブとうまく付き合えるようになると、疲れにくくなるだけでなく、自分の長所も活かしやすくなるのかもしれません。
おわりに
なんだか最近、疲れがとれない。
そんなときは、自分を責める前に「脳内タブが開きっぱなしになっていないかな?」と考えてみてください。
大切なのは、タブを開かないことではありません。
必要なときに閉じたり、保留したりできることです。
思ったように進まない日ほど、イライラしてしまうことがあります。
それは、脳内タブが閉じないだけでなく、「終わらせたかったことを終わらせられなかった」という気持ちまで抱えてしまうからかもしれません。
疲れやイライラの原因を知るだけでも、「私は怠けているわけではなかったんだ」と少し気持ちがラクになることがあります。
私もまだ練習中ですが、そんな日は「今日はここでセーブしよう」と考えるようにしています。
もし今、頭の中が忙しくて疲れているなら、まずはひとつだけタブを閉じてみてください。
それだけでも、少し心が軽くなるかもしれません。























